ここ数ヶ月猫のウイルス感染による来院が増えています。
猫白血病ウイルス(FeLV)と猫後天性免疫不全ウイルル(FIV)と猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIP)感染症での来院が続いております。
多いのは猫白血病ウイルス感染症です。
症状は様々ですが、同じような症状で一頭は白血球と血小板が減少していた猫、もう一頭は白血球、赤血球、血小板全部が減っていた猫、どちらも血球の減少でした。
一頭の子は治療によって元気を取り戻し、本日ウイルスの再検査をした所、陰性になっていました。
ある報告では25%位で陰性になるとの事で、この猫はかなり幸運です。
一頭の子は残念ながら回復せずにお亡くなりになりました。
白血病ウイルス感染症の死亡率は高いのですが、早期の治療によって生存率を上げること、または陰性になることがあります。
感染を防ぐには他の猫と接触しないように、完全室内飼育と多頭飼育の場合はウイルスの検査&隔離、その他、ワクチンが推奨されます。
当院では3種(コアワクチン)、4種、5種を揃えております。