本日、予防啓発の葉書を郵送させていただきました。
心臓に寄生するフィラリア(犬糸状虫症)は周知されて来ていますが、
マダニ媒介の人獣共通感染症の重症熱性血小板減少症候群ウイルスや
人のマラリアに似たバベシア症の予防のためにマダニ感染の予防をお勧めしています。
また、フィラリア検査の採血と一緒に健康診断をお勧めしています。
正常値と言われる値はその個体によってばらつきがあることがあります。
普段から健康時の血液検査は病気の時に比較にとても有用です。
例をあげると、キャバリアの血小板の低値(大型血小板の存在)や秋田犬の小型赤血球、プードルの大型赤血球、小型犬に多い(?)多赤血球症(高ヘマトクリット値)などは状態の悪い時の値だけでは迷う時があります。
通信販売で買ったや、検査をせずに買ってきました、などを言われる時があります。
若くても年一回でも問診、視診、聴診、体重、血液検査はとても参考になります。
猫ちゃんにも同様に健康診断をお勧めしています。
犬猫ともにワクチン接種、放し飼いしない、健康診断、ノミ・マダニ予防をお勧めしております。