血液には細胞が含まれていて、白血球、赤血球、血小板の3種類があります。
白血球は身体を守る防衛の役目、赤血球は身体に酸素や栄養を運ぶ役目、血小板は出血を止める役目があります。
従来、数を数えるのは血球計算器を使用して出来ていたのですが、白血球の種類が各々いくつあるのか、貧血時には網球(幼若な赤血球)の割合などをカウントするには塗抹を引いて数えていました。
また、猫の血小板は大きさにばらつきがあるために誤差がありました。
塗抹はとても重要なのですが、網球の数など数えるのが大変なため貧血の症例では時間がかかりまして、染色に15分くらい、数えるのに5分くらいかかります。全く暇でなら良いのですがそうならないことも多いのです。
以前にブログで載せた通りそれを自動化してくれる機器の導入日が決定しました。
2月8日より導入致します。
PS
しばらく使ってみたのですが、完全血球計算にはならないです。
好中球の桿状、分葉の区別はしてくれません。
やっぱり塗抹は必要です。
本体
2022/02/07午後に納入、設置されました。
検査結果 1例
検査結果1例