つい先日も、消化管内異物の症例を上げましたが、今回は猫ちゃんです。
嘔吐が続いていたので、入院で治療しましたが嘔吐が継続したのでバリウム造影にて腸閉塞を疑い試験的開腹→摘出しました。紙?スポンジ?の様のもので閉塞していました。
消化管異物は石や金属はレントゲンでわかりやすいのですが、紙、糸、スポンジ、プラスチック、布類は一見して判別できないことも多々あります。
ゆえに、開腹して異物を確認するまで確証も持てません。開腹時の気持ち、根拠?理由?は試験的開腹となんとも歯がゆい状態での手術では逆に異物であってくれと言うなんとも言えない心境で開腹します。
腫瘍だったら術式も予後もちがいますので、、、、、
うちの愛猫が消化管型のリンパ腫で予後不良で6歳で亡くなった経験があります。。。。
ピンセットに沿っている部分が異物の閉塞部位です。その右側が細いですね。
異物を摘出しました。
紙?スポンジ?のようなものでした。
飼い主様いわく、ジョイントマットの素材だとのことでした。