夏季の食欲と来院時の高体温について

最近の来院理由に「食欲不振」を訴える方が増えた感じがします。

基本的に動物は夏季に食欲が減ります。

気温が低い時は体温維持のためにエネルギーを使って体温を上昇させる必要があるため摂取カロリー多くする=食欲が多くなります。

夏は体温上昇のための摂取カロリーは減るので食欲が低下します。

元気まで無くなる場合や、体重の減少が継続する場合は問題ですが、元気があって体重が維持されていれば必要なカロリーは摂取できていると思われます。

また、おやつは喜んで食べる、もしくは食べたがるがフードは食べないという場合は偏食になっているためだと思われるので真の食欲不振ではないと思われます。

 

病気ではなく、ワクチン接種などに検温をするのと、体温が高い個体が散見されます。39℃後半や40℃超えの場合も。。。。

 

車移動時に体温が上がっている可能性があります。

車内はクーラーを効かせていても、犬猫は汗がかけないので体温が高くなってしまうっていると推察されます。

自分の経験では車内に温度計を置いて走っていると、25℃設定で快適に感じていても車内の温度は30℃オーバーになってる事があります。温度計を車内にも常備することをお勧めします。

また、病気でなければ、カンカン照りの日中は避けた方が良いと思います。